天然の木を切り出し、そのまま乾燥させた木材を「無垢材」といいます。 温もりのある風合いとともに、実際に保温性があるため、冬でもフローリングがほのかに温かかったり、肌触りが柔らかったりという特徴があります。 無垢材の種類や、住宅に用いるメリット・デメリットを見ていきましょう。
漆喰は、石灰を主成分とした自然素材の塗り壁材です。 耐久性とデザイン性を兼ね備え、家に豊かな表情をもたらしますが、ビニールクロス等と比べコストが高めになることや、施工期間が長くなることには注意が必要です。
珪藻土は、植物性プランクトンが化石化したもの。 日本で住宅の材料として用いられるようになってきたのは比較的近年ですが、古代ギリシャや6世紀のトルコの建築物に用いられるなど歴史のある自然素材です。 細孔の大きさにによる分類のうち、主に住宅に用いられる「メソポア」について、特徴やメリット・デメリットを解説します。
やわらかな風合いと手触りが人気の和紙。 昔から障子やふすまに用いられてきましたが、最近では壁紙に使用されることもあります。 和紙の産地は数多くありますが、ここでは、特に歴史が長くポピュラーな「土佐和紙」について紹介します。
現代では化学素材のものが用いられることの多い接着剤ですが、自然素材のものもあります。 動物の骨や皮から作られる「膠(にかわ)」、炊いたご飯を原料とする「米糊」、煮詰めることで”ふのり”になる海藻「ぎんなん草」。 それぞれの接着剤について、用途や特徴を見ていきましょう。
自然塗料とは、一般的に、石油や合成顔料を含まない天然素材の塗料のことを指します。 木目や風合いといった木の本来の魅力を活かせる点と、木の呼吸を妨げない点がメリット。 ただし、化学塗料に比べ耐久性が低くこまめなメンテナンスが必要になることと、施工期間が長くなることには注意が必要です。
現代の日本の住宅で快適に過ごすために、断熱材は欠かせません。 住宅の内壁と外壁の間に断熱材を設置することで、熱が温かいところから冷たいところへ移動するのを防ぎ、冬でも暖房の熱を逃がさずに暖かく暮らせるのです。 自然素材の断熱材について、特徴やメリット・デメリットを解説します。