住まいが建てられるサイト
自然素材を使うことで、病気やアレルギーなどを引き起こす原因を限りなく少なくし素材本来の力を活かした健康に優しい住まいを建てることができます。このサイトでは住まいの見えないところまで自然素材にこだわった全国の住宅会社の紹介をはじめ、健康面への効果や素材の特徴、事例を掲載しています。
自然素材を使うことで、病気やアレルギーなどを引き起こす原因を限りなく少なくし素材本来の力を活かした健康に優しい住まいを建てることができます。このサイトでは住まいの見えないところまで自然素材にこだわった全国の住宅会社の紹介をはじめ、健康面への効果や素材の特徴、事例を掲載しています。
じつは家の構造物の約70%が断熱材!
壁や床だけでは空気汚染は防げません
建材に含まれる化学物質による健康被害から、注目を集めている自然素材。しかし、床や壁といった住宅の一部に自然素材を使用するだけでは、化学物質による空気汚染は防げません。
構造材の約70%を占めるのは『断熱材』。ここを疎かにしてしまうと化学物質に囲まれた家が出来上がってしまいます。自然素材の断熱材は吸湿性が高く、結露やカビの発生を防止。壁を通して家に入ってくる空気は、化学物質を含みません。断熱材にもこだわることで、健康によく、心地良い空気で過ごせる家づくりが叶います。
断熱材の素材もさまざま種類があり、化学生成材でつくられた断熱材は健康被害をもたらす化学物質を発生させる可能性があります。※家をすっぽりと覆っている断熱材こそ、新聞紙や羊毛といった自然素材を取り入れることで身体にやさしい家づくりを目指せるでしょう。自然素材の断熱材としては、セルロースファイバー、ウールブレス、炭化コルク、フォレストボードの4つが挙げられます。
熱材の種類を詳しく見る
セルロースファイバー | 新聞紙をリサイクルして作られた木質繊維の断熱材。ガラス繊維が原料のグラスウール断熱材より、断熱性能が約4割も優れています(※)。 生きている木質繊維ならではの調湿性能の高さも特徴。結露やカビを予防して家の腐朽も防げます。もちろん耐火性も高く、添加されるホウ酸が難燃材として働き、火の燃え広がりを防ぎます。 |
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ウールブレス | 羊の毛から作られた天然素材系の断熱材。ウールで作られたセーターが温かいように、繊維内に空気を留めることで高い断熱性能を発揮します。カビやダニの発生を抑える調湿性に加え、水濡れにも強い撥水性で、耐久性の高い住宅を実現。また、ウール繊維は燃えにくく延焼しにくいので家の断熱材にぴったりです。 |
炭化コルク | ワインの栓などに使うコルクの残りを利用し、蒸気加熱と圧力を加えて作られた天然コルクの断熱材です。 密度が高く断熱性・気密性に優れており、防音効果も高く、騒音が発生しやすい工場の断熱材としても起用されることも。素材となるコルク樫の木には、ダニやカビを寄せ付けないスベリンと呼ばれる物質があるため、防虫性能にも期待できます。 |
フォレストボード | 木材製品を製造する過程で産業廃棄物として処理されていた、杉の樹皮を利用して作られた断熱材です。 吸臭性や吸湿性が高く、アンモニア臭やホルムアルデヒドを吸着させ、結露も発生しにくいことが特徴。シロアリや腐れに強く抗菌効果にも期待できるため、長く安心して使用することができます。 |
造材はもちろん、断熱材にも身体にやさしい自然素材を使用している全国の住宅会社を都道府県別に紹介しています。構造材に無垢材、断熱材も自然素材のもの(セルロースファイバー、ウールブレス、炭化コルク、フォレストボード)を使用している住宅会社で、各地域の施工に対応している住宅会社の情報をまとめました。
※お住まいの県をクリックもしくはタップをすると、その県で自然素材の家を提供している住宅会社の情報を見ることができます。
天然の木を切り出し、そのまま乾燥させた木材を「無垢材」といいます。木の種類には大きく分けて「針葉樹」と「広葉樹」があり、壁や柱、天井の梁などさまざまところに用いられます。住宅の素材として特にポピュラーな、スギ、ヒノキ、オーク(ナラ)の特徴と、住宅に用いるメリット・デメリットを見ていきましょう。
現代の日本の住まいで快適に暮らすために「断熱材」の存在は欠かせません。断熱材には「鉱物系」「石油系」「自然系」があり、自然素材の断熱材は、それ自体が調湿性能を備えているという特徴があります。自然素材の断熱材について、主な種類と、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
現代、日本の住宅の内壁にはビニールクロスが貼られるのが一般的ですが、石灰を主成分とした自然素材「漆喰」による塗り壁で仕上げる方法もあります。漆喰の壁は「呼吸する壁」とも呼ばれ、部屋の中の湿度をコントロールする性質が特徴。耐火性にも優れている上、もしも火がついてしまった場合にも有害物質が発生しないのは、自然素材ならではの安心要素です。
塗り壁の材料としてよく漆喰と比較されるのが「珪藻土(けいそうど)」という、珪藻が化石化してできた素材です。漆喰と同じく調湿性や耐火性に優れ、さらに消臭効果もあるため、調理のにおいなどが部屋に残りにくいというメリットも。一方で、ポロポロと粉が落ちやすかったり、吸水性が高いため液体をこぼしてしまうと落とすのが困難という点には注意が必要です。
日本古来の自然素材「和紙」は、温かみのある風合いや独特の手触りが人気。昔から障子やふすまに用いられてきましたが、現代では壁紙として利用されることもあります。日本各地に産地のある和紙の中でも、特にポピュラーな「土佐和紙」について、特徴やメリット・デメリットを紹介します。
日本では昔から、自然素材を原料とする接着剤が建築物に用いられてきました。動物の皮や骨などから作られる「膠(にかわ)」は天然の瞬間接着剤と呼ばれるほど接着が早く、炊いたご飯を原料とする「米糊(こめのり)」は木工用ボンドと同じくらいの接着力。海藻の一種「ぎんなん草」は、漆喰を塗る際に混ぜることで作業性の向上に役立ちます。
「自然塗料」に厳密な定義はありませんが、一般的には、原料に石油や合成顔料を含まない自然素材由来の塗料のことを言います。木目の質感を活かしたナチュラルで美しい仕上がりと、年月が経つにつれ深まっていく風合いが魅力ですが、化学塗料に比べて耐久性・耐候性は高くはありません。
自然素材に限りませんが、家の中になるべく害虫は出てほしくないものです。換気や掃除が不十分だと虫が出やすくなるので、日ごろから小まめに手入れをしたり、虫の侵入経路をふさいでおくといった、基本的な対策をしっかりと行いましょう。 個人で対応せず業者に依頼をした方が良いケースや、その際の料金目安についても解説します。
自然素材の家では天然の木などを使用するので、耐久性は十分なのかと心配になるかもしれません。また、日本には震災が多いので耐震性も重要ですし、万が一の耐火性や耐水性も気になるところです。実際のところ自然素材の家は安全に暮らすことができるのか、解説していきます。
自然素材の家に長く快適に暮らすために、メンテナンスは重要です。お手入れの方法については「無垢材に水拭きは避けるべき」など、素材によって気を付けるべき点もありますが、逆に、思いがけない方法で汚れやキズを落とせたり、そもそも汚れを溜め込みにくい性質を持っていることも。
基本を押さえておけば、それほど難しく考えなくても、適切なお手入れができるでしょう。
出来る限り自然素材にこだわりたくても、予算は限られているもの。一般的な住宅と比べてどれだけ高額になるのか、予算内で実現できるのが不安なものです。自然素材を利用した家の坪単価、かかる費用についてまとめました。素材にこだわるためにコストを削減できるポイントも解説しています。
部屋をいくら清潔に保っていても、床や壁の建材に
化学物質が含まれていれば病気のリスクは高まります
温かな風合いや調湿・消臭効果があり、心地よく身体にやさしい住まいを建てられる自然素材。注目されるようになった経緯には、化学物質を含む建材が引き起こす健康被害が関わっています。
実際、建材に含まれる化学物質は「シックハウス症候群」「化学物質過敏症」といった疾患を引き起こす原因に。その症状はめまいや頭痛、動悸など多様にあり、化学物質過敏症にいたっては一度発症すると日常生活にある微量の化学物質にも反応するようになります。
このような疾患に配慮し、一緒に住む家族みんな、小さな子どもがいつまでも健康に過ごせる環境を整えるために、自然素材にこだわった素材選びが大切です。床や壁だけでなく、断熱材など見えない部分の素材も考えた家づくりが、家族の健康を守ります。
建材にヒノキを使用した住まいの実例を紹介します。その香りには、高いリラックス効果があると言われるヒノキ。家族みんなに居心地の良い空間は、長く住むほどに木の風合いも深まっていきます。
日本の固有種であり、お寺などをはじめとする木造建築に古くから使用されてきたスギ。和の雰囲気にはもちろん、洋風の部屋にもインテリア次第でしっくりとなじみます。木目の美しさを活かして、階段材として大胆に使用された実例にも注目。
壁材として用いられる漆喰は、印象的な白さと風合い、調湿性能などの機能性を兼ね備えています。ナチュラルなインテリアとの相性も良く、表情豊かな家づくりが叶います。
ザラザラとした特有の質感が人気を集める珪藻土。調湿性能や消臭効果があり、リビングやキッチンなどにピッタリです。壁や天井に用いられた実例を紹介しています。
木材そのままの質感や風合いを、より一層魅力的に見せる自然塗料。実例の写真からも、安心で居心地いい空気感が伝わってくるようです。